ホムンクルスAIについての独り言
[ラグナロクオンライン]のホムンクルスシステムで使用する ホムンクルスAIのカスタマイズについてのメモ
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モルティシア

Author:モルティシア
何時の間にやら貧乏キャラが定着しそのまま「安ケミ」と呼ばれるようになった「安っぽいケミ」
一時休止していたものの、最近ふたたびホムンクルスのカスタムAIの開発&公開を再開
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フェネガル=ラルバーツ
第66回Ragna★Dream2 で朗読した自作ショートストーリーをのっけてみる

タイトルは無し
第65回Ragna★Dream2で朗読したロゼッタ=ハインツの話の補足的お話です
これとロゼッタのお話で完結なのかな?

――
カチャ…カチャ…
甲冑が擦れ合う音が鳴り響く、グラストヘイム古城2階

俺たちは何時からここに居るのか?
そして何故ここに居るのか?
分からないが、気がついたらここに居て、
ここが我が家だということだけが分かっている
そして人間が荒らしに来ては仲間を殺戮していくという事実がある

人間が侵入するたびにそれを排除していく

仲間の中には殺戮を楽しむ者も居るが、
多くは日々を平穏に過ごせれば十分な者達だ

俺たちと人間の争いは
何がきっかけでいつから始まりそしていつ終わるのか
それは誰にも分からない

手近な瓦礫に座り剣の手入れをして
グローブの止め具を確認する
この瞬間が落ち着く
すると外界とここを繋ぐ扉が開く音が聞こえた

また人間が侵入してきたのだ
様子を見に行くと、手当たり次第に
まさに無差別にといった感じで力を振るっている

これでは一部の過激派が街を襲う計画を立てたくもなる訳だ

物陰から奴らに近付き、相手の火力の要であるウィザードを狙う

カキィン!
俺の接近に気付いた奴は盾で辛うじて受け止めた
しかし所詮は物理戦闘の出来ない職業、このまま力で押し切れるだろう
通常ならここで集中力が途切れて詠唱が止まるハズなのだが、
奴はそのままブツブツと詠唱を続けている
襟元のクリップから感じる魔力・・・
そうか、カードの魔力を使っているのか

俺たち魔族が死ぬ時、時々その魔力が凝縮して形になることがある
人間達はその「カード」に込められた魔力を
自らの装備に付与する知恵をつけている
早くこいつを殺さなければ大魔法が発動する、それは危険だ

よりいっそう力を込めた時だ

こちらへ近付く騎士を見て、俺は全てを思い出してしまった
過去の自分を――
――

「ん?フェネガル、お前の合流は明日だろう?」
グラストヘイムへ派遣される大隊の大隊長に声をかけられた
確かに俺は、一日遅れで合流する予定だった
「ちょっと落ち着かなかったもので」
笑ってみせたがちょっとぎこちなかったかもしれない
「女と喧嘩でもしたか?」
そう言いガハハと笑う大隊長
図星だった
昨日彼女ともめてしまったのだ
飛び出した彼女を追ったものの見失ってしまい、
その後悔から落ち着かなくなってしまって
なんでもいいから動いていたかったのだ
「あまり引きずるな、考え事をしていたら死ぬぞ」
真面目な顔で大隊長が忠告をする
(分かっている、俺は生きて帰らなきゃならないんだ)
この戦いが終わったらこの指輪をロゼッタに渡して
結婚すると決めた
死ぬわけにはいかない

2日ほどの行軍を行った後、巨大な門の前にたどり着いた
「キャンプを張るぞ!」
号令が響き、あちこちにキャンプが組み立てられる

ここを拠点として、数日に渡り内部の制圧を試みるのだ
グラストヘイム、ここは魔物の本拠地と噂される土地であり
事実、ここには魔物の王とも言えるバフォメットが住居を構えている

俺たちの最終任務はこのグラストヘイムの奥へ向かい、諸悪の根源を絶つことだ
どこからともなく無尽蔵に現れるモンスターを封じるために
何をどのようにすれば良いか分からない

だからこそ度々派遣チームが結成されては、内部調査を兼ねて
モンスターの数を減らすための討伐が行われるのだ

方法がわからないからこそ、
任務の実態はただの内部調査を数日行った後帰るだけというものになる
だからといって簡単なものではない
通常の刃では刃が立たない強固な鎧に身を包んだ亡霊が何匹も居て
巧みに剣を振り回す場所での調査だ
並みの力量では命を落としてしまう

魔物の魔力を封じたものだとされるカードでも有れば少しはマシなのだろうが
そんな貴重なものが手に入るはずも無く、
高級装備の精錬に必要なオリデオコンやエルニウムすら
一般の人は手にすることが出来ない現状では己の技術と工夫でしか生き残れない

グローブの止め具を確認する
もはや儀式のようになっているその動作を行った後、
最小限の荷物のみをまとめて集合がかかるのを待った

――
グラストヘイム内部の探索を始めて9日目
最後の探索日だ
これから中央の建物のグラストヘイム古城跡の探索に移る
多少の怪我人は出たものの、
この9日間は特に大きな問題もなく順調に進んだかに見えたのだが
この古城跡2Fでバフォメットと遭遇してしまった
辛うじて退けるもこちらの消耗も激しく
暫く経つとどこからともなく復活してくるため
長居は出来ないということで今回の派遣はこれで打ち切ることになった


グラストヘイムの魔物は
倒しても倒しても時間とともに甦るという特徴を持っている
一説では何者かがここに異界との扉を開き
その扉を通じて魔物の思念がこの世界に来て実体化しているという話がある
そのためにこのバフォメットも
思念が実体化した存在であって本体ではないので
何回退けても甦るのだという

怪我人を優先させて避難させ、残るは1中隊規模の人数のみとなった時
運悪くキメラと深淵の騎士に阻まれてしまった
さらにイビルドルイドやレイドリックの群れも居る
完全に待ち伏せされていた

そこから先は良く覚えていない
ただ必死に抵抗したことだけは覚えている

暫くして再編された救援部隊が到着したが
そのとき既に中隊は壊滅し、俺は虫の息だった
「フェネガル!しっかりしろ!」
同僚の声が遠く聞こえる

ああ・・・そうだ俺はロゼッタに・・・渡さないといけないものがある
そして彼女と仲直りしなければ

「テントの・・・荷物にある・・・」
「フェネガル無理に喋るな!もう暫くの辛抱だ、今応急手当してやるからな」
「指輪・・・ロゼッ・・に・・・」
「指輪?馬鹿野郎!それはお前が自分で渡すんだろ?
俺なんかに頼まずに、生きることだけを考えろ!」

もう何も感じない

辛うじて周りの声が聞こえるだけだ
それも暫くして
ただの雑音になり
何も分からなくなった

――
ああ、そうか
今思い出した
『俺は人間だったんだ』

死んだはずの自分が何故モンスターになっているのか
分からないことだらけで眩暈がする

「ピアース!」
『彼女』の槍が俺の体を貫通する

全く、鎧だけで中身の無い体だというのに
どうしてこんなことで死ねるのだろう

体から力が抜けていき地面に崩れ落ちる
最後にもう一度彼女を見た時、薬指に見覚えのあるダイヤの指輪が見えた
「ストームガスト!!」
ウィザードの詠唱が完了し、吹雪が吹き荒れ
他のレイドリック達も次々と倒れていく

大魔法の吹雪の中
騎士となったロゼッタは不思議そうな顔でずっと俺を見つめていた

久しぶりに見る彼女はとても大人びていて美く
そしてとても懐かしかった

俺はそんなロゼッタの顔を目に焼き付けながら
薄れ逝く意識の中で
ただただ事実を噛み締めていた

それは過去を思い出すことで彼女を殺さずにすんだという事実であり
彼女は今も強く生きていて
俺のプレゼントを大事に身に付けていてくれているという事実だ

それだけで救われる気がした


(ロゼッタ・・・君が元気そうで良かった・・・)

・・・彼女の人生が幸せでありますように・・・

―END―

以下あとがきとネタバレ
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ロゼッタ=ハインツ
第65回Ragna★Dream2 で朗読した自作ショートストーリーをのっけてみる

タイトルは無し
――

(・・・ここに来ることになるなんてね)
感慨深げに目の前の門を見上げる
周囲にはモンスターの死骸がいくつか転がり、
仲間は皆、思い思いに進入前の休憩をとっていた

――グラストヘイム古城跡
ここは大昔にかつて栄えていたと言われるグラストヘイムの跡地でありモンスターの巣窟でもある

数々の腕に覚えのある冒険者が立ち向かっていっては
ある者は貴重品を手に帰還し、ある者は帰らぬ者となる

最近でこそ良い装備が市場に普及し、未帰還者は減っているが
それでも生半可な実力では立ち向かえないダンジョンとなっている

思ったより自分が冷静なのが不思議だった
今、この巨大な門を前に思い起こすのは5年前の―――

――
「フェネ?」
「ん、なに?」

彼はフェネガル・ラルバーツ
彼はプロンテラ騎士団に所属する騎士であり、私の愛する人でもあった
「今度は何処に行くの?」
彼がグローブの調子を確かめる時、
それは騎士団から召集がかかり彼が危険なところへ行く時だ
「なんだ、心配してくれてるのか?ロゼッタ」
そう言い、こちらの心配など何処吹く風といった調子で彼は無邪気に笑う
「だって、帰ってくるといつも生傷作ってきてるじゃない」
彼は弱いわけではない、真面目さが枷となり、いつも仲間を気にして最後まで戦陣に残ってしまうため傷が絶えないのだ
「騎士団の仕事なんてしなくても、生活費程度の収入があればいいんだから」
「大丈夫だよ、今回は広がりすぎたゴブリンの縄張りを押し戻すのが任務だから」
そう言い、鼻先を軽く撫でる
彼が考え事をしている時の癖だ
「ゴブリンなんかに後れはとらないさ、今日こそ無傷で帰るよ」
朝食をとり、弁当を抱えて彼は出かけていった
彼は何を考えていたのだろうか?

2日後、彼はまた傷を作って帰ってきた
「いやぁ、ゴブリンリーダーに不意をつかれてね」
とハハハと笑う
「はぁ、分かったから包帯取り替えたらさっさと寝なさい」
そう言い、私は彼の傷口をわざと軽く叩いた
「いでで!ロゼッタ、やめて、痛い!」
「フェネが言って分からないからよ!」
もう一つため息をついて、何か手料理を用意しなきゃと考えていると彼は微笑みながらこう言ってきた
「ロゼッタ、もうすぐ君の誕生日だね」
確か、来週だったはずだ
「君の20歳の誕生日で、僕達が出会って2年目でもある」
彼の懐かしむような視線
あの頃の彼はまだ駆け出しの剣士で、私はただの雑貨屋の店員だった
彼が両手一杯に硬い角と硬い皮をかかえて持って来て、その場で転んでそれらを店内でぶちまけたのだ
それがキッカケで二人は出会い、気がつくとフェネがその店の常連になっていて、いつの間にかフェネが来るのが楽しみになっていた

「そうね、あの頃はまさか一緒に住むようになるなんて思ってもなかったわ」
そう言い、私はフフと笑う
おそらく運命とはこの事を言うのだろう
「今年の誕生日、楽しみにしてていいよ」
イタズラをたくらむ男の子みたいな楽しそうな顔で、彼は親指をたててウインクしてきた
「はいはい、あほな事言ってないであなたは傷を治しなさい」
「ああ、そうだ、もう一つ君に言っておきたいことがあるんだ」
「なに?」
「三日後、傷が治ったらグラストヘイムに行ってくる」
一瞬彼が何を言ってるのか分からなかった
「え・・・?」
「次のグラストヘイムへの遠征のメンバーに選ばれたんだよ」
彼が自慢げに鼻をならすのと対照的に、私は一瞬思考が停止してしまった

この頃はカードなどという特殊な強化道具も普及しておらず、
エルニウムやオリデオコンも非常に珍しい物で、
グラストヘイムへ行くことは相当な熟練者でも死と隣り合わせだった

それだけ彼の実力が高く評価されたのだろう、しかしだからといって・・・
「どうして・・・どうしてフェネが行かないといけないの?フェネは正規の騎士団員じゃないんでしょ?
そんな危険なところに行かなくてもいいのに!」
彼には私の反応は予想外だったようで、少々うろたえていた
「あ、いや、でもさ、前払いで報酬もでかいんだぜ!
もっとロゼッタを楽させてあげられるし、それに・・・」
ここでハッとしてフェネは言いかけた言葉を飲み込んだ
同時に鼻先を軽く撫でる動作
このとき彼は何かを隠してた

それが勘にさわり、私の怒りに火がついた
「『それに』って何よ!言いたいことがあるならはっきり言えば!?
バカは死なないと直らないって言うけど全くその通りね!」
そう言い放ち、家を飛び出した

それから彼がどうしたのかは知らない
二日ほど宿に泊まって過ごし、頭が冷えてから帰ったとき
彼は出発した後だったからだ
プロンテラ城へ行き、騎士団の人に聞くと
フェネは傷も治りきっていないまま、
予定より一日早く隊列に加わったらしい

(・・・フェネが帰ってきたらちゃんと謝ろう)
そのまま2週間ほど一人で過ごした後
彼を待っていた私の元に"彼の遺品"が帰ってきた

撤退命令が出た時、
彼はいつものように味方が離脱するまでその場に残っていたそうだ
そしてグラストヘイムへ遠征に来ていた総計27名の一個大隊の、最後の中隊が離脱する時、外で態勢を整え再編成した救援部隊がこの中隊の逃亡を支援しに向かったのだが、
救援部隊が到着した頃にはその中隊はモンスターの待ち伏せに合って壊滅し、9名居た中隊メンバーのうち二名しか残っていなかったそうだ
その壊滅した中隊のメンバーの中にフェネも含まれていた

そして、遺品といっしょに小箱が渡された
「フェネガルから君に渡して欲しいと預かった物だ
彼はこれを買うために、騎士団からの仕事がないかとこまめに城を訪れていたよ」
小箱の中にはダイヤの指輪が入っていた

その後、なぜか私は無我夢中で武器の扱いを訓練し
剣士となり、騎士となった
多分、私はフェネの近くに居たかったから訓練に励んだのだ
彼が見たであろう景色を見て、彼が体験したであろう出来事を体験して
彼に近付きたかったのだ
そして時々、どうしてもっと早く訓練を始め、彼と一緒に戦えなかったのかと後悔をする

そして現在、一介の冒険者としてグラストヘイムの門の前にいる

今は良い装備が普及し、よっぽどな所でもなければ死の危険は遠く
グラストヘイムのような場所でさえ、冒険者が宝漁りに来る程度の場所となってしまった


「ロゼッタ?」

呼びかけられてハッとし振り返ると、PTの仲間の一人が不思議そうにしていた
「ボーっとしてて大丈夫?体調悪いならポタで戻ろうか?」
「いや、大丈夫、ちょっと考えごとをしてただけだから」
私も手近な倒木に座り、防具の手入れを始めた
20分後にこの上級ダンジョンへ進入することになる
死ぬ危険は少ないとはいえ、モンスターを相手にする以上安全ではない
薬指のお守りに触れる
フェネからの最後のプレゼント
今までもこれがあるから生き残ってこられた、
そしてこれからもフェネが私を護ってくれうるだろう

「そういやさ」
仲間の一人が、思い出したように会話を始めた
「昔、定期的にプロンテラの騎士団がここに派遣されてたよな」
「あの頃はあそこが一番強い組織だったからね~、
あれが無かったらこのあたりは今以上にモンスターに支配されてたよ」
「5~6年前だっけ?」
「そうそう、それでさ」
話題を投下した主は、ニヤリと口元をゆがませた後、オドロオドロしくこう言った
「その時、死亡が確認されないまま行方不明になった人とか結構居たらしいんだよ」
拍子抜けした様子で一人が答える
「それ、仲間からはぐれてそのまま死んだんじゃね?」
「それがさ、今になってもその行方不明者の死骸は見つかってないし、
目を離した隙に死体が忽然と消えたこともあったらしいんだ」
「だからなんだよ?」
「あ、いや・・・すまん忘れてくれ」
恐らく『怖い話』的な噂話を盛り上げの材料として投下したのだろうが
完全に滑ってしまったようだ
まぁ、PT狩りでは良くあることだ

それにしても、ここグラストヘイムは無尽蔵にモンスターが沸いてくる
コボルトやジオグラファーのように繁殖して増えているわけでもないし、
かといってポリンのように分裂でもないし、全く不思議なものだ
その場で死んだ人間がモンスターに変化していると言う説もあるくらいだ

休憩も終わり、グラストヘイム内部へ到着した
次から次へと現れるレイドリックをなぎ倒しては奥へ進んでいく
「おらー!エルニウム出しやがれ!」
かつて恐れられていたグラストヘイムも今やこの有様だ
時代の流れを感じてしんみりしつつ、私も槍を振るう
しかし、ときたま剣の扱いが上手いレイドリックがいるから油断は出来ない

一匹が不意打ちを行い、味方のウィザードが襲われたためそちらの援護に向かう
そのレイドリックは私を見た瞬間、なぜか動きが止まった
「ピアース!」
三連突きが決まり、串刺しになり動かなくなる鎧の魔物
顔のあたりを撫でる動作をしてそのまま崩れ落ちた
(・・・なんだ?今レイドの動きが止まってたような)
「ストームガスト!!」
レイドリックのグローブに見覚えがある気がして
死骸が霧散する前に観察しようとしたが、
ウィザードの呪文により、死骸は観察する間もなく
冷気の霜に埋もれて見えなくなり、
他のモンスター同様に時間と共に霧散していった

(見覚えがあるはずが無い、私はここに来るのは初めてなんだから)
フェネのことを思い出していたからこんなデジャヴを感じたんだろう、
感傷的になっている自分を自覚し、そんな自分が可笑しかった

―レイドリックが消える直前、フェネの声が聞こえた気がしたのも気のせいに違いない―

- END -

以下あとがきとネタバレ
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